3つの軸
当センターは、リスク共生社会の特徴である、多様性があり調和のとれた社会を構築するための意思決定のプロセスを確立し、目指す社会像の構築とリスクの分析手法の高度化、社会として受容するリスクの選択のプロセスの構築と共有を行うため、以下3つの内容を軸にNPO活動を進めていきます。
1.達成すべき社会像の構築を行う
2.社会に潜在するリスク分析を行う
3.リスク共生社会構築のための社会実装
主な活動および目標
【1】リスク共生社会像の構築
リスク共生の考え方に基づく、2025年までのリスク課題を整理し、2025年のあるべき社会像を構築する。
【2】リスク共生社会構築のための社会総合リスクアセスメント
リスク共生社会構築のために、社会に潜在する社会総合リスクを体系的に評価するためのリスクアセスメントの仕組みを構築する。
さらに、その仕組みを用いた社会総合リスク評価を行う。
【3】リスク共生社会教育
リスク共生に関する教育活動を研修、シンポジウム、出版、e-learningを用いて実施する。
【4】組織のリスクマネジメント実装活動
最新のリスクマネジメント規格ISO31000:2018(JISQ31000:2019)に基づき、組織における経営者、中間管理職、一般職員の意識や状況を調査し、その組織のリスクマネジメントの仕組みの課題をと対応を明らかにする。
本活動は、以下の活動よりなる。
- 組織のリスクマネジメント状況の評価ツールの開発
- 組織のリスクマネジメント状況の評価ツールの運用
受託調査、会員企業による自主評価 - 組織へのコンサルティング
【5】社会の安全目標実装活動
2020年8月に日本学術会議から公表された工学システムの社会安全目標として、提言された「 工学システムの社会安全目標の新体系」の考えを基に、具体的な分野や組織の安全目標を設定し、社会の安全に寄与する。
- 化学プラントの安全目標の実装
- 安全目標設定の依頼のあった分野・事業の安全目標の設定と運用支援