新年のメッセージ

今年は、元旦に大きな地震災害が発生し、翌日には大きな空港事故が発生しました。

自然は、人の営みなどとは関係なく、そのリズムを刻んでいくことを改めて認識させられました。また、高度な交通システムもこれまでプロの意識の高さとスキルによって維持されてきましたが、やはり現代社会の複雑な仕組みを守るには限界があることも明らかになりました。

我々の社会は、リスクに満ちています。

リスク共生は、リスク情報を活用したマネジメントの仕組みで、リスク共生社会構築には、リスク共生の仕組みを社会マネジメントに活用する必要があります。

リスクの捉え方も影響を受ける社会構造も大きく変化しようとしています。

社会や技術の変化によって、リスクの捉え方もその対応の仕組みも変わってきています。

NPO法人リスク共生社会推進センターでは、社会や技術の変化を捉え、リスク共生社会構築に必要な活動を推進して参ります。

現在、当センターでは、4つの活動ユニットが動いています。そして、今年は、リスク共生の仕組み自体の再構築も行い、その技術の社会実装に繋げていきたいと思います。

NPO法人リスク共生社会推進センターは、会員の皆様の参加と活動によって、成立しています。

今年も、センター活動の提案と参加をよろしくお願いします。

理事長 野口和彦